ねこのひとりごと

猫と彼との1匹と2人暮らし。日々の暮らしで思ったことを、ただ綴るブログです。

無駄なことやできないことがあるのが人間らしさでもある。

 

こんにちは。

 

働き始めて、ここのところ、

読書をする時間が

減ってしまっています。

 

本を読むことは、

私にとって精神安定剤。

 

メンタルを保つためにも

こういうときだからこそ

読書の時間を確保したいな

と思っています。

 

 

 

今週読んだ本は、

「ままならないから私とあなた」

(朝井リョウ・著)。

 

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答えがはっきりしないところ

が面白いと感じる主人公と、

徹底的な合理主義な友人の薫ちゃん。

 

仲が良く、わかり合えて

いたはずなのに、

成長していくにつれて

価値観の違いがはっきりし

すれ違っていく。

 

2人の少女の友情と生き方を

描いた小説です。

 

 

 

私は最近、人間や人生の中には、

簡単には割り切れない曖昧で

グレーな部分があるし、

そういう部分こそ大切にしたい

と思っています。

 

なので、2人の意見どちらにも、

なるほどと思う部分はあったけれど、

私は圧倒的に主人公の側に

共感しました。 

 

意味がないこととか、無駄なこととか、新技術で簡単に省けちゃうことにこそ、

人間性とか、あたたかみとか、そういう言葉にすらできないような、

だけどかけがえのないものが宿るような気がするの。

 

これは最近よく思っていることで、

無駄なことが人間には必要で

それが人間らしい感情や感性を

生むんじゃないかな、ということ。

 

便利になることや効率化することが

いつも正しいこと、良いこと

というわけではないような

気がしています。

 

極論を言えば、

効率や生産性だけを求めて、

意味がないものや無駄なものを

省いていったら。

 

そもそも人間の人生自体が

無駄なものなんじゃないかな

って思ったりします。

 

無駄や非効率なことの中にこそ

楽しさとか心が揺れることが

あるんじゃないかな。

 

そもそも、

意味があるかないか、

無駄か無駄でないか、なんて、

すぐにはわからないものだし、

曖昧なものだと私は思っています。

 

だから、生きていく中で、

本当に大切にした方が良いのは

自分が経験すること、感じること、

なんじゃないかなという

気がしています。

 

 

確かに、できるようになったほうがいいことっていっぱいあるけど

できないこととか、わからないこととか、コントロールできないこととか・・・

そういうものが自分にもあること、そんなに怖がらなくていいんだよ

誰でも何でもできるようになったら、皆同じになっちゃうから。

ままならないことがあるから、皆別々の人間でいられるんだもん

 

この文章を読んだとき、

まさに自分のことを言い当て

られたような気がしました。

 

私もできないことがあることや

コントロールできない出来事を

怖がり過ぎていたのかも

しれないなと。

 

できないことがあっていい、

コントロールできないこともある。

 

人間だから、

それが自然なことなんだ。

 

自分にはできないことがある

わからないことがあると

認めること、許すことは

なんて優しいことなのだろう

と思います。

 

 

私たちは、

できないことやわからないこと

があることを良くないこと、

直すべきことだと思っていたり

するけれど。

 

そうじゃないのかもしれないな

と思います。

 

できないことがあるから、

人は補い合える。

助け合って、生きていこうとする。

 

もしかして、

できないことがあるから、

人は人を好きになるのかもしれない。

 

できないことがあるところにこそ、

人間らしさ、人間である意味、

があるのかもしれないな

と思ったりしました。

 

 

 

本には2人の今後が描かれて

いなかったのですが、

結局、2人の友情関係は

どうなったのだろう。

 

文庫版には、加筆されている

ようなので読んでみようか。

 

朝井リョウさん。

なかなか面白かったので、

他の本も読んでみようかな

と思いました。

 

 

最後まで読んでくださって、

ありがとうございます。