こんにちは。ミニマリストのねこです。
部屋が散らかっている状態というのは他人の価値観を優先し過ぎてしまって、自分を見失っている状態。
多数意見や周りにとっての当たり前の中に、自分の価値観が埋もれてしまっている状態。
先日読んだ本にそのように書いてあり、以前の自分の部屋の状態を思い出して、とても共感しました。
読んだのは、この本。 あなたの部屋が汚いのは、才能がありすぎるからです。
初めて読んだ著者さんでしたが、たくさんの片づけ本を出版されている方でした。
部屋が片付かない理由を単に物を捨てる・片づけるという生活のレベルからさらに掘り下げて、背景にある思考の癖や価値観など心理学的な側面から分析した本は、今まであまりなかったんじゃないかなと思います。
片づけを心理学と結びつけ、片づけが最終目標ではなく才能を伸ばす=本来の自分で生きるという視点で書かれているところが、読んでいてとても共感でき面白かったです。
自分が持っている特性を生かして自分らしく生きる。そのために自分を信じて自分の感性を大切にしよう。ということや、そのための具体的な方法が書かれていました。
確かに持っている物を見ると、それを持つことで自分が欲しかったものや自分が優先した価値観がわかるものですね。
思い返せば、以前の私の部屋は
・コンプレックスであるスタイルを良く見せようとする洋服
・ニキビを直したり隠したりするための化粧品やコスメ
・感情をコントロールしたいと思って買った自己啓発書・・・
など、周りの目を気にして買った物、本当の自分を隠すために買った物にあふれていたな~と思い出しました。ちょっと懐かしいです。
「嫌われてはいけない」「みんなと同じにしなさい」と言われて育ったので、みんなのように可愛くない、みんなのように集団に馴染めない自分がずっとコンプレックスでした。自分のすべてを隠したかった。
本当の自分がばれたら悪口を言われる、いじめられると思っていました。(今でも無意識にそう思っているところがあるから、人が怖いのかもしれません。)
みんなと同じでいなければ・・・そんな価値観が物にも表れて、いつの間にか自分が好きか心地良いかより、周りに受け入れられること嫌われないことが私が物を持つ判断基準になっていたんですね。
愛猫はいつでも自分の感じ方を信じている。自分が1番心地良いコトや場所をいつも知っています。
物を捨てる残すを判断することは、その後の自分の人生をどういった価値観で行きたいか、どんな人生にしたいかを改めて選び直す行為だったように感じます。
自分が好きな物、心地良いや安心を感じる物を残し、他人の目を意識して持っていた物を捨てる。
そうして残った物は、他人目線で持っていた物の量に比べて本当に少なかったです。
それまで自分のことを大切にできていなかった、人の目線でしか自分を判断していなかったことが、捨てた物の多さに表れているような気がしました。
本を読んでそんな以前の頃のことを思い出しました。それから今までどんどん物を減らし続けてきたのは、他人の目線ではなく自分の中に判断基準を持って生きたいという気持ちからだったんだと思います。
物を捨ててミニマリストになった今やっと、私は私の感じ方で生き方で良いんだと思うことができるようになってきました。
これからもっと自分の考え方や感じ方を知って、それを行動に移していけけたら良いなって思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。