こんにちは。ミニマリストのねこです。
この部屋に暮らしてほぼ6年。慣れ親しんですっかり自分に馴染んだこの部屋から引っ越すことにした理由の1つは、クローゼットがないこと。
今まで物が少なければ収納はいらないと思っていましたが、クローゼットがない1Kの部屋で彼と暮らしてみて、違う考え方の人間が一緒に暮らすにはやっぱりクローゼットは必要だと感じました。
ミニマリストとミニマリストでない人間が一緒に暮らすと?
私はミニマリスト。がら~んとした部屋で余白を楽しみながらゆっくりくつろいだり、読書に集中したりしたいと思っています。部屋に物がなければ掃除も楽ですし、風の通りも良いですよね。
ですが一緒に暮らしている彼はミニマリストではありません。あまり物は買わないので一般的な人に比べたら物は少ない方だと思いますが、買ったものは捨てられないタイプです。
そんな2人がクローゼットがない部屋に暮らすと・・・物は少なめとはいえ、2人分の荷物で部屋は何となくごちゃっとした印象に。特に私が気になってしまうのが、これ。
UFOキャッチャーで取ったぬいぐるみ達が山積み・・・。ここは部屋に入ってすぐ右側のハンガーラックでつくったクローゼット代わりのスペースです。可愛いのですが、カラフルで主張が激しすぎる。目がチカチカしてきそうです。
理解と本音の間で・・・
引っ越しで持ち物を改めて見直してみて感じたのは、この部屋にある物は共有の物が4割、彼の物が4割、愛猫と私の物が1割ずつくらいなんじゃないかなという気がします。
私個人の物はリュック1つに収まるんじゃないかなと思うくらいですし、1人暮らしだったら電子レンジも炊飯器もテレビも持っていないんじゃないかな。
私は物が目につくと気が散るし、掃除が面倒なので部屋はがら~んとさせておきたい。かといってミニマリストの考え方を彼に押し付けるのは違いますよね。
一人ひとり必要な物の量は違って当たり前ですし、使っていない物だからといって捨てなきゃいけないわけじゃない。必要な物しか持たないという思考はミニマリスト独特の考え方なんですよね。物を持たないというライフスタイルの方が変わっている気がします。
そうはわかっていますが、本音ではクローゼットがないこの部屋では彼の物が目について落ち着かない自分もいる。がら~んの部屋が好き。でも彼に自分の考え方を押しつけてはいけない、という間でジレンマに陥っています。
クローゼットは価値観の衝突を防いでくれる緩衝材
そんな日々を経て、性格や考え方が違う人間が一緒に暮らしていくためには、その違いを大きく包み込んでくれるクローゼットという存在が必要なんだなと考えるようになりました。
これが一人暮らしだったりミニマリスト同士の暮らしだったりすれば、また違うことを思ったかもしれません。実際一人暮らしだったらクローゼットはあってもなくてもどちらでも良い、必要ない物だったと思います。
ただの収納としてのクローゼットはミニマリストには必要ないのかもしれない。ですがミニマリストではない誰かと一緒に暮らすとき、クローゼットはその価値観と価値観の間の緩衝材のような役割をしてくれるものなのかなと感じました。
クローゼットがあれば、どんな物を入れていても扉が隠してくれます。部屋はがら~ん、私の気持ちはすっきり、彼の考え方も大切にできる。
ただそこが落とし穴でもあって、クローゼットに隠してしまえば物が見えなくなってしまう分、安心してどんどん詰め込んでしまいがち。入るからといって物が増えすぎないように、工夫が必要ですよね。
引っ越し先はクローゼットがあるお部屋なので、物はすべてクローゼットの中に収納する。そしてお互いが自分の持ち物の全体量を把握しやすいように、彼と私で収納スペースを分けて使いやすくしたいなと思っています。考えるだけで楽しみです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。